山下映子 課長
敦賀自動車学校 指導員
多様な教習生との出会いが私自身の成長にもつながっています。


なぜ福井県自動車学園で働きたいと思いましたか?
私が免許を取得したのは敦賀自動車学校でした。その際に担当してくださった指導員の方がとても親切で教え方が上手く、最初はまったく運転ができなかった私が、短期間で運転できるようになったことにとても感動しました。その感動は単なる達成感に留まらず、「私もこのような指導員になって、人に運転を教えたい」という強い思いが芽生えました。

リフレッシュするためにどのようなことをされていますか?趣味や休日の過ごし方などがあれば、ぜひ教えてください。
私はとにかく体を動かすのが大好きで、特に中学・高校時代に打ち込んだバドミントンは今でも楽しんでいます。時間があるときはバドミントンをしたり、時間がないときでもジョギングやウォーキングで体を動かすようにしています。少しハードに感じるくらい体に負荷をかけて汗を流すのが私のリフレッシュ方法です。
このような運動による負荷が、自分の根気強さや粘り強さにつながっていると感じます。教習でうまく運転できずに落ち込んでいる生徒さんに対しても、私自身が培ってきた粘り強さを活かして励まし、しっかり教える気力が湧いてきます。

これまでの指導経験の中で、特に印象に残っている生徒とのエピソードを教えてください。
指導員は生徒に運転の方法を教える立場ですが、逆に生徒さんから教わったことがあります。私がまだ新人だった頃、ある生徒さんがこう言ってくれました。「先生、今は優しく教えてくれてるけど、仕事に慣れてもずっと優しいままでいてくださいね」。その時は「分かってる、分かってる」と軽く返したのですが、この言葉はその後何度も心に浮かんできました。
「初心忘るべからず」とはよく言いますが、本当に大切なことだと気づかされました。この言葉をくれた生徒さんには、今でも感謝の気持ちを持ち続けています。


課長職としてスタッフヘの指導で気を付けていることを教えて ください。
日頃から、スタッフの仕事のペースや仕事量、得意不得意をしっかり観察するよう心がけています。その上で、スタッフが持っている力を最大限に発揮できるように、また負担がかかりすぎないように、お願いする仕事や指示の内容を工夫しています。「モチベーションが上がる指導」をモットーに、スタッフが楽しく、やりがいを持って働ける環境づくりを大切にしています。

自動車教習の指導員として、これから学びたいこと、挑戦したいことは何ですか?
やりがいを感じるのは、卒業の際に生徒さんから「先生、ありがとう。おかげさまで合格できました」とわざわざ報告してくれる時です。特に感動するのは、「今度は自分の兄弟をお願いしたいです」とか、「友達を紹介するので面倒を見てください」と言われた時です。こういった言葉をいただくと、自分の指導が認められたのだと実感し、心がフル充電される思いです。
